「僕、ウォンバットと旅に出る。」ライナーノーツその1〜銀色の盤面〜

アルバムをリリースして1ヶ月。
多くの方に聴いていただき、本当に嬉しい限りです。
リリースして良かった!
ということで……。

今回のアルバムに関して、発表までの思いを綴っておこうと思います。
本人が書くライナーノーツです。
ちょっと恥ずかしいですし、たいして面白くもない文ですが、せっかくのアルバムですから記念に書いてみます!

さてさて、皆様のおかげで、2019年にリリースできたわけですが、事の始まりは2017年です。この年も京都のロッ研イベントに呼んでいただき演奏をしたり、それなりには音楽活動をしていたのですが、「それなり」でいいのか?とふと疑問に感じたのです。
バンドが活発なわけでもなく、基本一人ですから気が向いた時に演奏していればいいわけです。それもいいのですが、もっと高揚感を持って、みなさんにも喜んでもらえることはないのか?とぽんやりと考えたわけです。

そこで、ひらめいたのが
「そうだ!アルバムを作ろう!」だったのです。

Claps!のアルバムのミックスとマスタリングを手がけさせていただいたり、我武者羅應援團のDVDで映像編集とパッケージデザインを担当させてもらうなど、制作に関してはマイペースながらもコツコツ積み上げてきたつもりなのですが、いざ「自分の作品」となると随分前にiTunesでダウンロード販売しただけですし、CDに関していえばCD-Rでしか作ったことがない!

CD-Rでリーリスした作品たち

そうなんです。
自分の曲をちゃんとした銀色のプレスCDで発表したことがなかったのです。

音楽はすっかりストリーミング時代ですからCDで発表する意味も考えてみたのですが、単純にCDで育った世代としては、作品として形にすることだけでも素敵だなと思いましたし、何よりライブなどで気に入ってもらえたらその場で手にしてもらえるという喜びがあります。
それに、あのプリンスも2015年に言っていました。

「アルバムって覚えてる?いまでもアルバムは大切なものだよね。本や黒人の命と同じように。」
https://www.grammy.com/grammys/videos/prince-albums-still-matter

そうなんだ。僕はアルバムが好きなんだ。
次の曲はどんな曲だろう。あっ!ちょっと間があってから入るんだ。おぉーフェードアウトしていきながら次の曲がはじまった!!なんて。ジャケットを眺めながら、この写真のギターがこの音なのかな?とか思い巡らし、自分の呼吸のように曲順が入り込んでくる。

よし!作ろう!作るんだ!
作品としてCDを作ろう!と思い至ったのです。

これが、2017年。そして、アルバムのための曲作りを始めました。
あたらしい一歩として、何ができるのかな。
どうやって作ろう?ぼちぼちと歩き始めました。

それでは、続きはまた今度。
アルバムを聴きながら待っていてくれるとうれしいです!

アルバム「僕、ウォンバットと旅に出る。」の詳細はこちら!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です